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【書評】革命のファンファーレ / 西野亮廣

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前から気になっていた『革命のファンファーレ』をやっと読みました。

 

この本を読むまでは、著者の西野さんといえば、私が小学生の頃人気番組だったはねるトびらに出演されていたお笑い芸人さんのイメージが強かったです。

 

また、クラウドファンディングを行い合計1億円突破、「えんとつ町のプペル」の絵本を制作されたりと、幅広い面でご活躍されており、最近はお笑い芸人のイメージが薄くなってきているなと思います。

 

お笑い芸人さんでビジネスで大成功した人が書いた本だし、これは読むしかない!と思い手に取りました。

『革命のファンファーレ』という題名だけではどういった内容の本か分かりづらいと思いますが、この本は西野さんのビジネス書です。

 

今回は簡単にですが、ご紹介していきたいと思います。

 

 

 

本書について 

「やりたいことが見つからない」と悩まれている方も多いと思います。

本書の中で、

インターネットの普及により、急速に時代が変化していく中で、肩書きを一つに決め込む方が、よっぽど危険。

やりたいことを掛け持つことや、やりたいことを迷うことは、これからの時代を生き抜く術だ。と西野さんは言われいます。

 

私自身、興味のあることは多いのですが、明確な「これがやりたい!」と思えるものに出会えていません。

この本を読んで、迷うことは悪いことではないと肯定的に捉えることができました。

私のように、やりたいことが見つからない夢があるけどお金がないからどうすればいいのか分からないと思われいる方にぜひおすすめしたいです!

 

この本には、西野さんがどのようにしてクラウドファンディングで多くのお金を集めることができたのか?などの実体験も書かれていますので、お金がないからと夢を諦めている方は参考になると思います。

 

では、私が印象に残った点や、共感した点をいくつか書いていきたいと思います。

 

お金の正体とは?

学校ではお金について教えてもらえないので、多くの方が「お金とは何か?」と聞かれても答えることができないと思います。

 

西野さんは『えんとつ町のプペル』の制作費用は、「クラウドファンディング」で集めました。

クラウドファンディング」とは、インターネット上で企画をプレンゼンし、一般の方から、お金で支援を募るものです。

西野さんは、そのクラウドファンディングを2度行い合計すると、支援額5650万円、支援者数9550人。

支援者数は、当時の日本の歴代最高記録です。

 

では、西野さんは、どうしてそんなに多くの方から支援を受けることができたか?

それはクラウドファンディングの勝ち方を理解されていたからです。

 

お金は信用を数値化したもの 

引用:p34

たとえば、魚を100匹売りさばいた時に「この人は魚を100匹売りさばいた信用のおける人ですよー」という「信用証明書」が貰える。

その後、自転車が欲しければ、自分が持っている信用証明書と自転車を交換してもらう。

言うまでもないが、この信用証明書の名前が「お金」だ。

 

すでに、お金について勉強されたことある方は、よく聞く話ではありますが、まだまだお金の正体について理解されている方は多くはないと思います。

 

信用証明書(お金)は元々、貝殻始まり、貨幣や紙幣になりました。

将来的には、今のお金の形とは全く違う形になっているかもしれません。

普段から当たり前に扱っているものですし、知っておいて損はありませんね。

 

ここでは紹介しきれませんが、他にも、クラウドファンディングに勝つための信用の稼ぎ方なども詳しく書かれているので、興味のある方は必読です!

 

無料公開を批判する人間に未来はない。

西野さんは『えんとつ町のプペル』を全ページインターネット上で無料公開しました。

これには、たくさんの賛否両論が巻き起こりました。

 

確かに、僕も始めニュースでこのことをみて、無料公開にしたら本が売れなくなるのではないか?と疑問に思いました。

 

これが、西野さんの戦略だったのです。

えんとつ町のプペル』で西野さんがとったのは「フリーミアム戦略」です。

フリーミアム」とは、例えば、化粧品サンプルも「10人中1人に買ってもらったら、モトがとれる」という商売です。

 

えんとつ町のプペル』を無料公開した日に200万人近くの人が無料で読み、ニュースとして出た直後に、アマゾンやその他の売り上げランキングで軒並みトップに踊り出たそうです。

 

また、絵本を買うお母さん方は、そもそも十分にネタバレしている絵本にしか反応していない。

お母さんも忙しいですし、一か八かの博打をするほど金銭的に余裕がない方が多いです。

ぐりとぐら』や『はらぺこあおむし』が今でも人気なのは、親も子供の頃読んで面白かったと覚えているからです。

 

感想

この本を読んで西野さんのイメージが大きく変わりました。

『革命のファンファーレ』が売れるのも納得がいく内容です。

 

内容もとても面白く、自分も行動したいな!と思わせてくれる本でした。

 

普段活字に慣れていない方でも、要点ごとに区切ってあるので、サクサク読みやすいと思います。

 

ここで紹介したのは、ほんの一部だけです。

他にも、西野さんのビジネス戦略や今後考えておられことなど、まだまだ面白いことがたくさん書かれているので、ぜひチェックしてみてください!

 

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

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